2016年12月20日

英語を学ぶ目標と手段

 昨日の会議の中で、早速高学年に英語のライティングを始めている小学校の話が出ました。小学校高学年で英語をただひたすら書き写す授業が紹介されていて、「これが、2020年に向けた高学年のライティング(書くこと)です」…とのこと。確かにSEEFの研修会でも「保護者からのライティングのニーズにはどう応えたら?」とか「レベルの差はどうやって埋めるんですか?」等々の質問が多かった。時代か。
 英語を書くのが早い子、遅い子がいる中で、必ず待つ子、間に合わない子…が出てくる。ただ英語の文章を四線に書き写す作業は何を意味するんだろう。ゴールはやっぱり「英語を書く」ことか。だったら、絶対得意不得意の格差は出てくる。早期に「英語、無理〜」な子を作り出す事は容易な事。
 私たちだったらどうするだろう…英語を書くことを目標にせずに、ある活動をしている間に、振り返ってみたら「あれ、今日こんなに英語を書いてた!」そんな活動、素敵だな。想像するだけでワクワクする。その時の子どもたちの目の輝き。
外国語が始まる時に「ぼく、英語習ってないし、全然分かりません」と言っていた生徒が、最後に「先生〜ほら〜」って自分の書いたものを見せてくれる時の顔!
 それが無くなるなら、私だって英語辞めちゃうかも。
ワクワクがあるから、言葉って良いんじゃないか〜?と思う。
それを話し合うSEEFの会議は、アイデアの宝石箱や〜
ワクワクが止まらないんです。


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