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2018年02月20日

小学校英語教科化記念シンポジウムレポート



小学校英語教科化記念のシンポジウム(J-shine主催)終了。SEEFの市野先生がパネラーとして登壇。素晴しい発表でした。
支援員は親戚のおばちゃん。元気に"Hello!"ってやってきて、たくさん褒めてくれる」
その一言が私達支援員を表していますね。
やはり根っこがしっかりしている方の言葉はドッシリしている。本当にそう思いました。

ニュースや新聞、いろいろなメディアで見る以上に教育改革は今後私達にとって大きな物になるでしょう。でもだからこそ、『先のことをあれこれと心配する前に、今(信念を持って)していることを大切に』したいと思っています。

SEEFが共通認識として考えていること「温かい、開かれた教育」が未来に続く鍵になるのだと改めて確信しました。情報や世の中の流れはしっかりキャッチしつつ、でも私達がしっかり同じ目標を見つめながら、学校や自治体と共にチームとして柔軟に問題解決をして前に進む様子を、子どもたちに見せていきたいと思っています。

SEEFですが、今年は先生方や指導者の皆さんの心を軽くする研修会を開催予定です。同時に保護者の皆さんへの『おうちで出来る「アクティヴラーニング」』のワークショップも企画中。どうぞご期待くださいね。

子どもたちファースト。ならば、まずは指導者側やおうちの方々の心を軽く、楽しくするお手伝いをしたいと思っています。
こんな時代だからこそ、楽しく笑顔で手を取り乗り越える仲間、必要ですものね。(73)  


Posted by SEEF at 10:09研究会員ブログ

2017年12月18日

子ども達から生まれるもの

 先日の5年生の外国語活動で、とても印象に残る活動がありました。「クイズ大会をしよう!」のテーマで、これまで出てきた動物20種類のイラストの入ったプリントを一人ずつ配布し、「動物3ヒントクイズをみんなに出してみよう!」を目標にしました。
ルールとして、ヒントは自分の知ってる英語で作ること。ヒント1はI don’t know. ヒント2はI think. ヒント3は I know ! になるように組み立てると面白いよ!と最初に伝えました。
  いつもはグループで活動する事が多いのですが、積極的に参加する子、遠慮してしまう子もいるので、今回は一人で考えてクイズ大会をする事にしました。
5分のクイズ作りの時間を終えて、クイズの時間になりました。
 元気いっぱいに手を挙げたトップバッターの男の子がニヤリと笑ってクイズを出します。 “Hint 1; baseball.” 子ども達は頭をひねります。 “Hint 2; cat.” ネコのイラストを探す子どもも。 “Hint 3; yellow and black.” あー!と声が上がりみんなの手が挙がりました。そうです!彼の答えはtigerでした!
野球が大好きな彼は、トラ=阪神のマスコットが浮かんだんですね。
 色や大きさなどをヒントにすることを想定していた担任の先生と私は思わず顔を見合わせ、 “GREAT!”と拍手!それからも子ども達から面白いクイズがどんどん出ました。子ども達は自分の知っている英語でクイズが出来るんです。こちらが子ども達に知らない言葉を英語にするお手伝いをしなくても、これまでの活動で身体にしみ込んだ英語、身近な英語を引き出すことが出来るんだと改めて感じた活動でした。

 もうひとつ、これは毎日のニュースから思いついたという子どもからのクイズです。
hint1; news hint 2; Tokyo hint3; brown みなさん、What ’s this?
(ichi)  


Posted by SEEF at 22:36研究会員ブログ

2017年08月23日

出来ること(研究会員ブログNo.2)

6年生の外国語活動のなかで、I can〜.を使って、自分ができることを3つ書いてもらい、Who am I ?クイズという、クラスの誰のことかを当ててもらうというアクティビティをしました。

そのときに、ある児童から
「先生、どの程度出来たら”出来る”に入れていいんですか?」という質問が。

謙虚な日本人らしい質問ですよね。

ピアノは少しは弾けるけど、〜さんほどは出来ない。
サッカーもまぁまぁ出来るけど、〜くんほど上手くはない。
料理は玉子焼きくらいは作れるけど、それだけでも大丈夫?

考え出すと止まらなく、とびきり得意でなければ、書くことがなくなってしまいそうです。

さらに、担任の先生も、ALTからCan you speak English?と聞かれたときに、No, I can't.と即答してしまいました、と言っていました。

即答している時点できちんと聞き取れている証拠ですし、「出来ない」と、英語で正しく伝えることも出来ているのです。

他の国々の人はどうでしょう。
道で困っている旅行客にCan you speak English?と聞かれて、少しでも話せたらYes,I can.と答えている方が多いと思います。

でも、そういう自分も英語を覚えたてのころはA little.と控えめに答えていたなと思い出しました。

私は子供達に、少しでも出来たらI can に入れて良いんだよ、と答えました。
ジャッジするのは自分だよ、と。
ネコふんじゃったしか弾けなくてもI can play the piano.でオッケーだよ、と。

そこから、仲間が見つかるかもしれない。
会話のきっかけが見つかるかもしれない。
そして、「出来る」と言ったからには頑張ろう!
と目標が見つかるかもしれない。
そう思いませんか?

子供達は、これから、入試、就職試験での面接で自己アピールをしなければなりません。
その中であなたが「出来ること」を問われる機会があると思います。

ピアノや料理、サッカーの技術をその場で証明してみせて、ということはめったにないと思います。
もし後日にあったとしたら、それに向けて頑張れば良いのです。

あなたが出来ることは何ですか。

(MK)  


Posted by SEEF at 14:06研究会員ブログ

2017年06月25日

支援員として (研究会員ブログNo.1)

私が小学校で支援をさせていただく中で、二つ気付いたことがありました。
それは、私達支援員は適度に温かいお湯のようであるべきだ、ということ。
液体の様にいろいろな形の器に良い具合になじむ必要があります。
熱過ぎず冷た過ぎず、適度な温もりをもって、先生方や子どもたちに寄り添うのが理想的だ、ということです。
そしてもう一点。自分なりの軸を持っていないと、流されてしまう…ということです。

この二つは相反することの様に思われるかも知れませんが、そのバランスが支援員の難しい部分であり、面白い部分だと思うのです。

私は「私が今支援していることは、何のため?」というのを常に自問しながら、軸を確かめていました。

小学校外国語活動(英語)は、多くの方が関わって進めていますので、その方法やアプローチは実に様々です。しかし、本来の目的は
『子どもたちの幸せのため』
に他なりません。

その目的を常に思い出しながら、先生方と、良いコミュニケーションを取っていく必要があります。
私達はチームの一員です。先生方、学校、自治体…子どもたちを取り巻く大人たちが良いチームを作れるかどうか、そこが鍵になるでしょう。

すべては「子どもたちの幸せのため」
その軸をしっかり立てて、皆さんに心地よいお湯の様な存在でいたいと思っています。
(研究会員 Nami)  


Posted by SEEF at 22:37研究会員ブログ